お弁当を外で食べる

　先週、保育園から帰るときにマナが話しかけてきた。
「今度お休みになったらお弁当持って公園に行こうね。」
こっちはそれほど真剣に考えておらず、軽い気持ちで
「そうだね。お弁当持って公園行こうね。」
と答えていたのだが、子どもの心にはしっかりと約束したこととして残されようだ。休みになるまで毎日のように
「今度のお休みにお父さんとお母さんとマナとキリと、みーんな一緒にお弁当持って公園に行くんだ。」
と言い張っていた。そうなるとこっちも約束を破るわけにはいかない。家族揃ってお休みの日を楽しみに待った。
　そんな経緯があった昨日の日曜日、外は文句なしの晴天が広がり、待ちに待ったお弁当を持って公園に行く日がやってきた。

　ヌーが作ったお弁当とカメラを持って、家族4人が自転車で出かける。5月の陽気はとても風を切って走る自転車には丁度いい。目的地はマナとキリの通う保育園の近くの公園。町によくある小さな公園だが、マナはどうしても行ってみたかったらしい。他のもっと広い公園を勧めても
「保育園のそばの公園がいい。」
と頑として聞き入れようとしなかった。
　公園に着くとブランコやシーソー、雲梯等で一通り遊ぶ。マナが遊ぶ様子を見て、キリも同じことをしたがるからなかなか厄介だ。
「それはまだキリには難しいよ。」
と言っても聞く耳持たず、なんとしても自分でやってみようとする。結局親が補助をしながら何とかやりたいことを達成して満足そうな笑顔を見せたり、どうしても思い通り行かずかんしゃくを起こしたりを繰り返しながら、それでも楽しんでいるようだった。

　お弁当はおにぎりがメイン。たらこやすじこのおにぎりは美味しかったが、もう少しご飯に対して具が多いとよかった。ついでにおにぎりは1つ1つラップにくるんであると、米粒が手に付かないので食べやすいだろう。次回の課題だ。

　昼食を食べ終えたら近くの大きな公園(というか小さな山)に移動。ここも保育園から近いため、マナもキリもよく遊びに来るところだ。山をひたすら歩き、カタツムリを見つけたり、ムサシノキスゲを見たり、途中遊具で遊んだりと楽しんだ。
　しばらくすると普段は保育園でお昼寝をしている時間に突入。子ども達もかなり疲れてきたようなので、自転車に乗って家に帰った。

　なんかほのぼの家族みたいだなぁ。(笑