携帯その8

2007年3月15日 携帯電話
※今回も結構細かい話になる。
 参考になる人はちょっとだけいると思うけど、読み飛ばしたほうがいいかも。



前回から引き続いてMMSとE-Mailの比較検討、実践編。
(以下金額は税抜きで比較)

・短いメールの場合(本文200byte程度)

  MMS   2.01KB / 17パケット 3円
  E-Mail 3.42KB / 28パケット 2.8円

 実際の計測結果を見ると、MMSの方が通信データ量は少ない。
 これでオレンジX以外のプランだと、パケットの単価が0.2円/1パケットとなるので17パケット=3.4円。
 意外とMMSの料金に比例している。

 そしてE-Mailの方はというと、若干通信データ量は増えるが、
 オレンジ(X)の割安単価に助けられてギリギリMMSを下回る程度だ。
 短いメールを相手1人に送信するだけなら、どちらを使ってもほとんど変わらないと言える。
 

・写メール(添付ファイル20.4KB)

 MMS   23.87KB / 191パケット 35円
 E-Mail 33.86KB / 271パケット 27.1円

 少し小さめの画像を添付して送信した。
 これもオレンジ(X)の割安単価に助けられた形であり、それほど差は大きくないように見える。
 しかし料金が安いのはどちらかと言えば、やはりE-Mailの方である。
 

・写メール(添付ファイル50.0KB)

 MMS   55.83KB / 447パケット 100円
 E-Mail 77.34KB / 619パケット 61.9円

 大きめの画像を添付して送信してみた。
 このサイズになるとちょっとした単価の違いが大きな差になってくる。
 金額にして約40円の差はなかなか無視できないだろう。
 
 ここまでの結論としては、送受信データ量はE-Mailの方が多いが、
 オレンジ(X)の割安単価のアドバンテージを縮めてしまうほどではないといえる。
 逆にオレンジ(X)以外のプランであれば、MMSの方が安いとも言える。
 パケット定額系のオプションを利用すればMMSの単価は大幅に下がるため、
 この比較をするまでもなくMMSがいいと言うことになる。
 

・写メール(添付ファイル20.4KB 宛先2箇所指定)

 MMS   23.88KB / 192パケット 35円×2箇所=70円
 E-Mail 34.01KB / 273パケット 27.3円

 さて、一番確認したかった複数アドレスを指定した際の料金比較だ。
 この料金の差であればどちらが良いかは一目瞭然。
 ほぼ同じ内容で送るにもかかわらず、料金は40円以上の差がついている。
 これがMMSの最大の落とし穴だと思われるが、データの送受信量が少なくても
 複数宛先指定した場合には宛先分だけ料金がかかるのだ。
 
 これは複数宛先の件数が増えれば増えるほどその料金の差も顕著になるだろう。
 本当ならサイズの大きいファイルを添付し、宛先5箇所で検証したかったのだが、
 それだけでMMSは500円かかってしまうので断念した(笑
 
 しかし普段から宛先を7箇所指定して写メールをすることがある私にとって、
 予想以上に嬉しい結果を得ることが出来たわけである。



以上のように一通り検証してみたわけだが、今回の検証で結構料金がかかった。
計算上では約300円だ。
しかし、これもオレンジ(X)エコノミーなら無料通話の範囲でまかなえる!
入ってて良かったオレンジ(X)エコノミー(笑

ついでにE-Mailという選択肢は705NKでなければ選べない。
こうしてみると、705NK+オレンジ(X)の組み合わせはかなり強力なタッグではないだろうか?



もっともパケット定額系オプションをつけたり、送信先がソフトバンクならホワイトプランを利用することで
こんな細かい計算をすることもなくMMSのほうが有利な可能性が高い。

3回に分けてやってきたMMSとE-Mailの比較はひとまずここで終了。
上記検証結果はあくまで参考としてみてもらえれば幸いである。

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