うろたえる父親

2005年4月9日 日常
ヌーは病院に出かけた午前中、水疱瘡のマナと2人でお留守番。
と言っても元気の無いマナ、ぐったりして寝ているばかり。
これは手がかからず、下手に元気あるときより楽だな、
なんて事を考えたからばちが当たったのだろうか?



昼頃目を覚ましたマナは全身赤く、触るとかなりの熱。
そして今までは多少の熱でも動き回っていたマナなのに、
今回は床に突っ伏したまま動こうとしない。
心配になって目を覗き込むと、ほとんど焦点が合っておらず
まるで意識が飛んでるような虚ろな目だ。
『これはまずいんじゃないか?』
と思い、慌てて体温を測る。
体温計に表示された数字は
40.5!
慌ててネットで水疱瘡を調べるが、どのページを見ても
「通常37〜38度の熱が出る。」
としか書いいない。
腕の中で40度を越えてぐったりする娘。
とにかく熱い。

急いで水を含ませるようにして飲ませ、府中病院に電話する。
「娘が水疱瘡なんですけど、通常熱は38℃位と聞いていたのに
今40度を越えてしまってぐったりしているんです。
こんなに熱が出ても大丈夫でしょうか?」
「とりあえずこちらに来てください。
水疱瘡は感染症なので、通常の入り口から入らず
感染症と書かれた入り口から入ってください。」
大変だ!



ヌーに連絡を取り、タオルと保険証を持って車に飛び乗る。
途中で熱冷まシートやヨーグルトを買い込んだヌーを拾い、
そのまま府中病院まで急いだ。

病院には2時ごろ到着。
感染症用に隔離された診察室で待つことに。
とりあえずヨーグルトを食べさせると何とか口にする。
一緒に水疱瘡の薬を混ぜながら食べさせると、
少しだけ目に光が戻ってきた。

これなら大丈夫かな、と思い始めたところで、また一波乱。
マナからなにやら匂いが!
「ウンチしてる!!」
しかもオムツから少し漏れてズボンにシミができてる。
オムツの替えは車にあるけど、ズボンは用意してこなかった。
「しょうがない、体も熱いから冷やしたほうがよさそうだし、
ズボンなしで我慢してもらおう。」
と話しながらオムツだけで抱っこすると、
足のひざ部分が異様に熱を持っている。
「なんでこんなに足が熱いんだろう。」
さらに心配事が増えた。



救急診療が一番混む土曜の午後だったためか、
診察室に医者が来たのは3時45分ごろ。
感染症用に隔離された部屋だったので、
忘れられてるんじゃないかと心配し始めたところだった。

診断結果は、
「まれに水疱瘡で40度以上の熱が出ることがあります。
また他の風邪などを併発すると熱が高くなることもあります。
とりあえず現在飲んでいるお薬をそのまま飲んでください。
どうしても熱が高いときのために熱さましだけ出しておきます。」
と言うことだったので一安心。

びっくりして慌てたし、長い時間待たされて苛ついてたけど、
安心したことでやっと落ち着きを取り戻したダメ父。
いやはや、あんなぐったりした娘はもうみたくないな。



One Voice!
「よかったよー。」
とりあえず薬を飲ませて様子見。

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