職場で自分が溜め込んだ仕事が、
他の人に迷惑をかけてしまった。
これほど心苦しいことはない。
後悔しても後の祭り。
今はただ、状況を見守るだけしかできない。
せめてもの罪滅ぼしに、
いま少し自分の仕事に対する心構えを
見直そうと思わされる。
見つめなおせ。

自分の罪を償いきれないうちに。



昨日、わたしがあることを終えた。
それと時を同じくして、
ある友人は働くことを辞めていた。

今日、会ったさいに、
「俺、仕事やめたから。」
と言われた。

やっていた仕事に対して、
前々からその意義に疑問を抱いていた友人。
辞めたいとは言っていたが、
こんなに突然辞めるとは思ってもいなかった。

「長い夏休みが開けて、仕事に出て、
一緒に辞表を持っていって辞めてきた。」
聞けば、職場の仲が良かった人にも何も言わず、
本当に突然辞職してきたらしい。
「他の人はまだ夏休み中だから
出てきてから俺がいなくてびっくりだろうな。」
そりゃ驚くだろう。

でもいいの?
本当にそれで。

彼の上司はかなり怒っていたらしい。
辞めた理由も今ひとつ釈然としない、
やめる話を聞いたのが辞表を見た時、
おまけに彼は結構資格を持っているので
辞められると仕事に影響が出る、
などなど。
そりゃ当然怒るだろう。

しかも、彼、自己都合退職にあたるのだが、
失業手当が3ヶ月間は出ない事を知らなかった。
「ぜんぜん調べてなかったよ。」
普通、それくらいの最低限度のことは
やめる前に知っておいて当然だろうに。

彼の人生なので大きく干渉はしないが、
彼には何かが欠けているのではないか?

もっとも、それを笑い話として聞くわたしも、
もはや友人と呼べるものではなく
単なる傍観者か、はたまた悪友と呼ぶべきか。
いずれにせよ、彼の人生において、
決して有意義な存在ではなかったであろう。

彼が仕事に対する不満を口にしていたとき、
もう少しまじめに相談に乗るべきだったのか?
今、わたしの中で、後悔が芽生えている。

せめて、人としての常識を持って生きたい。



My favorite.
ヌーの作ってくれたスープ。

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