久しぶり

久しぶりに仕事場を早めに出れた。
時計の針は21時半。
月曜泊まり、火曜終電だったのを考えると
まるでノー残業デーのようだね。
（ていうか水曜はノー残業デー。
残業代をつけられない日なのでただ働き。）
もうそろそろ疲れた。

☆

かなり前のことだが、職場の食堂において
うな重が日替わりランチで550円だった。
それを見て、
『うな重を食べるなら食堂のランチなんかじゃなく、
もう少しお金を出して美味しいやつをたべたい。』
と思っていた。
ふと今週の頭に昼食を食べに出た際に、
職場のそばにうなぎの店があるのを発見。
疲れていたわたしは、がんばる自分へのご褒美に
昼食をうな重にすることに決めた。
このときすでに食堂とうなぎ屋の仕掛けた罠に
自らの片足を踏み入れていたのでる。

店に入ると中は思ったより狭く、
ほかの客といえば高齢の夫婦らしき2人と
ちょっと身なりのいい男女の2人組。
この微妙な客層に、いち早く危機を察知していれば
店を出ることも出来たのであろう。
しかしうなぎの蒲焼の香りに脳をやられ、
空腹の上疲労がたまったわたしは
何も考えることなく席に着いた。
そしてメニューを見てたまげるのである。

うな重・・・1，900円
うな重・・・2，200円
うな重（2段）・・・3，400円
肝吸い・・・250円

そう、食堂の値段を見ていたわたしは、
うな重に対する金銭感覚が大きく狂っていた。
せいぜい昼食時なら1，000円も出せば
ランチメニューとかで食べられるだろうと
大きな勘違いをしていたのである。
まさか最低金額が予想の倍近いとは、
お天道様もびっくりのインパクト。
職場の周りの飲食店といえば、去年、
やたら値段の高いハンバーガーにも驚いたが、
値段だけで言えばそれをさらに上回る。
うなぎ、恐るべし。

しかし食べないで席を立って帰るのは
なにか悔しい気もするので、少し見栄を張り
2200円のうな重とお吸い物を注文。
それだけで食堂で食べる1週間分の昼食代を
たった1回のうな重に払ったのだった。

☆

My favorite.
ああ、めっちゃうまかったよ、うな重。