現金以外の財産

2003年1月10日
仕事の帰りのバスにて、久しぶりに子どもの姿を見る。
最近は正月休みだったせいもあり、
その姿を見る機会がなかった。
だからというわけではないが、
子どもの動きに思わず見入ってしまった。

バスに乗るのが珍しいのか、
1歳に達するかというその子の動きは、
母親と一緒に座っていてもどこか落ち着かないようだ。
まだおぼつかない足元で椅子の上に立ち、
周りの様子を一生懸命探ろうとしているのかな。

子どもという言葉で昔の友人のせりふを思い出した。
「こどもって全部漢字で書いてはいけないんだよ。
昔、飢饉や雨乞いの際に、
子を供託する、という意味でできた漢字だから、
不吉な言葉とされているんだ。
結構年取った人とかは気にするからね。」
その言葉を聞いて以来、
必ず子どもと書くように心がけている。

漢字は面白い。
その文字の作りに由来があり、
それらを連ねて単語とする。
この文字の面白さは英語では味わえないだろう。
そんなことを考えながら家に到着。

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来週の水曜日が給料日。
ボーナスで旅行やチケットの立替をしてるため、
現在財布の中身が夏目さん1人と小銭たちのみ。
いよいよ財政が危うくなってきたので、
家に着くとまず最初に連番で買ってある
年末ジャンボの10枚ごとの束を3つ探し出す。
10枚につき300円は当たってるから、
全部で900円を見つけたのと一緒だ。
「その900円になる紙を買うのにいくら使ったか知ってる?」
というヌーの突っ込みはこの際無視する。
これは大事な900円なのだ。

「あ、吹雪に手紙来てるよ。」
かばんに宝くじをしまっているとヌーが封筒を指差す。
差出はスカイラークグループになっている。
ここで正月早々のある出来事を思い出す。

年越麻雀をしていた途中に、買出しで皆で外に出た。
そのとき、あることを思い出したのである。
「スカイラークのポイントカード、
あと3000円くらいでポイントがたまり終わるのに
期限が12月31日までだった!」
ポイントがたまると、5000円分のお食事券をもらえるのだ。
家は新年のカウントダウンを聞いてから出発したので、
実際のところは12月31日は終わっていたのだが、
「24時間営業なら無理かもしれないけど、
ここは2時までだから大丈夫だよ。」
と言いながら近くの夢庵にみんなして押しかける。
しかし支払い時、ポイント機にカードを入れても加算されない。
「もう日付が変わったので受け付けませんね。」
という店員に
「でも12月31日の営業日でしょ?」
と文句を言ってみる。
入店したのがすでに日付変わっていたにもかかわらずだ。
「では本部に確認してみますので、
お名前とご住所と電話番号をお願いします。」
本部に連絡させればまあ大丈夫だろう。
ここまでごねてだめだったら仕方がない。
そう思いすべてを託していたのだ。

スカイラークグループからの手紙となれば
当然その時の返答であろう。
封を開け中を確かめる。
手紙を見るより先に、500円のお食事券10枚が目に入る。
『やった、これでごねた甲斐があったというものだ。』
これがあれば、食べるだけなら困らない。
たとえ現金がなくなっても、飢え死にはしないぞ!
まるで社会人とも思えないけどね。

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北海道の友人から荷物が届いた。
正月に録画し忘れたWWEだ。
これを撮り逃したおかげで今週のWWE、
ずっと見ずにためていたのだ。
やっとまとめて見れる。

が、WWEは一回の放送で2時間。
それが週2回。
さらに今週は特番(3時間)もあり、
たまってるのは全部で9時間分。
あきらめて今日は2時間分だけ見て床についた。

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My favorite.
お食事券。

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