パン屋の話

2002年10月17日
一生懸命書いたのに、全部消えちゃった。
せめて書き込んでれば再編集できたのに・・・。

=============================

今日の一番の収穫は職場近くのパン屋。

わたしは焼きたてのパンを食べるのがとても好きである。
町を歩いているとき、パン屋を見つけると寄ってみる。
そこで美味しそうなパンの香りが漂ってきたら、
迷うことなくお買い上げである。
それも菓子パンのような単品物ではなく、
主食になるようなフランスパンや食パンに手を出すのだ。

今日の昼休み、職場の近くを自転車で探索。
今まで知らなかったいろいろ店を発掘するため、
これまで行った事の無い方に走り出す。
5分ほど行くと、雰囲気のよいパン屋を発見。
さっそく覗き込んでみる。

店は明るく、そばに行くと焼きたてのパンの良い香り。
我慢できずに自転車を降りて店の中へ。

中に入るとさっそくパンを見る。
すかさず感じの良い店員さんが
「こっちのフランスパンなどは
今、丁度焼きあがったところですよ。」
と勧めてくれる。
そこでチーズ入りフランスパン(名前忘れた)と
ガーリックトーストで選択に迷う。
が、昨日の日記ににんにくに注意する旨書いたので、
後ろ髪引かれながらもチーズパンを選択。
そのままレジにて、パンを何に入れてくれるかチェック。

せっかくの焼きたてパンをビニールに入れる店があるが、
あれだとパンから出る水蒸気が外に出て行かないため、
パンそのものがしけってしまい味が落ちると思う。

この店はパンを紙袋に入れてくれたので、
自分の中で高感度がさらにアップ。

「まだ熱いですからお気をつけ下さい。」
そういって渡された袋に入ったパンは、
直接持っていられないほど温かい。
焼きたて直後という言葉は本当のようだ。

お店を出るとさっそく一口ちぎって食べてみる。

柔らかくとろけるチーズの舌触りと、芳醇な香り。
焼きたての熱がよりいっそうそれらを引き出す。
さらに舌先に残る唐辛子系のわずかな辛さが、
ややもするとしつこさを感じさせやすいチーズの
まったりした感触を引き締め、良い引き立て役を担っている。

これは抜群に美味しい。

パンが好きなだけパン屋には多少なりともこだわりがあり、
自分の中で満足いく店があまり無かったのだが、
今日見つけた店は間違いなく
「マイ フェイバリット」
といえる店だろう。
しばらく通うことになりそうだ。

=============================

昨夜、秘密メモに書いたこと、人にも勧められたので
ちょっと手を加えてこっちにも書こう思う。

「とある女友達が
最近、付き合っていた人に振られ、
立ち直るのに随分苦労していた。

わたしは何も言ってあげられなかった。
自分の弱さを再認識させられた。
自分から何を言っても、
本気の言葉をかけてあげられると思えなかったから。
だから、一言だけ。
昔、彼女に言われた言葉。

不思議な物で、人というのは、
相談されれば相手にしてくれるんだね。
助けを求められた時にその手をはねのける人は、少ないんだね。
逆に何も言われないままでいられると、
信用されていないのかと、距離を置いてしまう。
平気な顔をされると、ああ平気なんだなと思ってしまう。

痛い時には痛いと言わないと、誰もわかってくれないんだな、と、
大変な時には大変だと言うと、心が楽になるんだな、と、
色々な事を乗り越えて行く中でようやく実感として納得した。

彼女に無断で、原文のままで。
本当はもっと長く色々書いてあったのだけど、
その中で上の言葉とても心地よかった。

そのとき、わたしは彼女の好意に助けられたし、
自分のなかで壊れそうだったものを救ってもらえた。

だから、聞くだけでもよければ、
いくらでも手を貸すから、
あなたのこころの赤信号は、
決して隠してしまわないで欲しい。」

相手のことを知っているつもりでも、
相手の言葉を聞いてきたつもりでも、
相手の姿を見つめてきたつもりでも、
まだまだわたしは気付いてあげられない。
だからせめて、声にして出てきた
助けを求める言葉には、
出来る限りの助けの手を差し伸べたい。
まだまだ未熟なわたしだけれども。


BGMはミュージカル"CAT’s"より「Memory」

コメント